5大疾病について
5大疾病とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患の5つの疾病を指します。厚生労働省が2011年に患者数や死亡者数が多いこれらの疾病を5疾病に指定し、各都道府県に対して重点的に対策をとるような指示をおこないました。
ちなみに生命保険の世界で呼ばれる三大疾病とはがん、急性心筋梗塞、脳卒中の事を意味しています。
5代疾病の考え方としては「広範かつ継続的な医療の提供が必要と認められる疾病」があります。
これは主に下記の4つが基本の考え方にあります。
①患者数が多く国民に広く関わるもの
②死亡者数が多いなど政策的に重点が置かれるもの。
③症状の経過に基づくきめ細やかな対応が必要なもの
④医療機関の機能に応じた対応や連携が必要なもの
日本政府はこの5つの病気についてはいつどこでも治療ができるようにという考えかたとしています。
ではこの五大疾病について簡単に紹介していきます。
■脳卒中
脳卒中とは脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気の事です。脳卒中を発症してまうと障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては死に至ることある大変怖い病気の一つです。
脳卒中には、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、破れる「脳出血」や「くも膜下出血」があります。
ちなみに脳卒中は日本人の死亡原因の4位にあたり、後遺症が残ることが多く、発症後に要介護になる原因のTOPとも言われています。